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BLUE ROSE

恋は邪魔者




 *** 製作中に付き、9月5日の日記をご覧ください! <(_ _)> ***



≪レニー・ゼルウィガー インタビュー≫
★役柄(バーバラ・ノヴァク)について
  私が演じるバーバラ・ノヴァクは作家よ。
  彼女は女性のキャリアの向上や社会進出を実現するには
  女性独自の生き方をすべきだと提唱する作家なの。
  彼女は“恋愛”が女性のキャリアを邪魔すると考えた。
  そして自分の本「恋は邪魔者」で、
  女性が男性のように愛やセックスを捉えられるようになれば、
  そういった障害は取り除けると訴えてるの。
 ★本作について
  「恋は邪魔者」は1960年代コメディーを思い起こさせる作品よ。
  とはいえ、タブーや言葉遣い、それに振る舞いは少し変えてるから、
  当時の映画よりもっと“とんがった”感じだと思うわ。
  劇中の会話は結構きわどくて、言葉遊びもあってセリフがとても面白いわ。
  会話のやりとりもテンポが速いしね。
 ★サラ・ポールソン演じるヴィッキー・ヒルターとの出会いについて
  バーバラ・ノヴァクは著書「恋は邪魔者」のプロモーションで
  NYにやってくる。
  その本は愛という邪魔者をどう対処するか、
  という女性のためのハウツー本よ。
  そこで彼女は面白くて賢い、
  美しい女性サラ・ポールソン演じる出版社のヴィッキーに会う。
  そしてそこから冒険が始まるの。
 ★ユアン・マクレガー演じるキャッチャー・ブロックについて
  ユアンが演じるのは“男の中の男”であり“女にモテる男”の都会人、
  キャッチャー・ブロック。彼はすべてを持ち合わせた男性なの。
  恋人もたくさんいるわ。
  そんな彼がバーバラ・ノヴァクはそこら辺にいる普通の女性で、
  結局愛に飢えてるってことを暴こうとするの。
 ★ユアン・マクレガーとの共演について
  私自身、ユアンの長年のファンなの。
  彼の映画を見るのが大好きだわ。
  一映画ファンとして彼の映画は最高だと思う。
  彼の演技は役を超えてるし、
  彼の作品を見てると劇場を抜け出して彼の旅について行きたくなっちゃうからよ。
  俳優としての技術もすばらしくて、
  その役をユアンが演じてるってことを忘れてしまうくらいリアルな演技をする。
  彼のやることは常に私たちを驚かせてくれるわ。
  現場でもそれは同じなの。
  才能あふれる彼と一緒に仕事が出来るのは刺激になるわ。
  それに、毎日彼が廊下で歌ってるのを聞くのも悪くないしね。
 ★一風変わったロマンティック・コメディーの出演について
  台本を読んだら、ストーリーが面白くてすぐに気に入ったわ。
  すごくよくできた台本で、1度読んだだけでは気づかない
  いろいろな要素がたくさん隠されてるの。
  せりふもすごく巧妙だし、何よりストーリー展開が速いから飽きさせないの。
  展開が速いけど、内容が濃いからそれを見逃さないようにしないと…。
  2回目に観るときには、2回観てくれることを願ってるけど・・・
  きっと1回目に観たときに気づかなかったことがたくさんあると思う。
  すごく機転の利いた、ほかにはないすばらしい作品よ。
  ありふれたロマンティック・コメディーではない卓越した作品だわ。
  普通のラブコメとは全然違うの。
 ★セット・デザイン(美術)について
  これはもう目の保養って感じ。いるだけで楽しくなっちゃうの。
  本当にゾクゾクして、魅力的なセットだわ。見ていてとても楽しいと思うわ。
 ★ペイトン・リード(監督)について
  ペイトンはとっても面白い人よ。それにすごく頭がいい。
  これはたぶん彼が監督する2作目の映画だと思うんだけど、
  彼の素晴らしいところは仕事に対する考え方と、明快さだと思うわ。
  彼は自分が何をしたいのかはっきり分かってる。
  どうしたいかということを正確にね。
  現場を盛り上げてくれるし、
  「これはどうするべきか」とか「これでいいのか」みたいな疑問は一切ないの。
  そんな自信あふれた人が監督で、とてもやりやすいわ。

≪ユアン・マクレガー インタビューその1≫
 ★役柄(キャッチャー・ブロック)について
  映画の配役で言うと、彼はまさに“主役”だね。
  主役にふさわしい男で、ムービースターになれるくらいの“華”を持ち合わせている。
  でも彼はたまたまジャーナリストという職業を選び、
  「KNOWマガジン」で活躍する看板ライターとなった。
  私生活では、あくまでもビジネスライクで、複数の女性とデートするプレイボーイだ。
  スパイじゃないジェームズ・ボンドみたいなヤツなんだ。
 ★ストーリーについて
  バーバラ・ノヴァクは、僕が演じるキャッチャーの人生を台無しにする本を書いた。
  女性も男性のように振舞えってことを提唱したことによって、
  彼の人生は狂い始めたんだ。
  女性も男みたいにセックスをしろ、
  つまり感情抜きに好きな時に好きな相手とやれってことだ。
  それが彼の生活スタイルをぶち壊した。
  だから、それを元に戻すには彼女の本性を暴いた記事を書き、
  彼女を詐欺扱いするしかない、と心に決めるんだ。
 ★キャッチャー演じる“ジップ・マーティン”について
 (注:キャッチャーはバーバラの本性を暴くため、架空の人物に扮して彼女に近づく。
  それが“ジップ・マーティン”)
  バーバラは1度目のデートでセックスするような女性だから、
  彼はは絶対にそれを避けた。
  彼は南部出身の宇宙飛行士で世界一の紳士、ジップ・マーティンのふりをする。
  そのジップは、心に決めた以外の人と気軽にセックスするという考え方を否定している。
  実際の生活と正反対のところが面白いんだ。
 ★60年代のラブコメ要素について
  60年代のラブコメがどんなだったか知ってるよね。
  僕らは、まるでその時代の物語に出てくる登場人物のような格好をしてる。
  その時代の人々の外見や髪型、メイクを真似て、それに独特なタッチをきかせたんだ。
  だから当時のファッションを真似たすばらしい衣装にも注目だよ。
  つまり、この作品には60年代のラブコメの要素がふんだんに含まれてるということさ。
 ★デヴィッド・ハイド・ピアースとの共演について
  デヴィッドのように「そりゃないぜ!?フレイジャー」(テレビ番組)なんかで
  コメディー役者として長いキャリアを持つ人と一緒に仕事が出来て光栄だよ。
  毎日のように彼の間(ま)の取り方やコメディー演技を間近で勉強させてもらってるよ。
  彼の間(ま)の取り方はとても絶妙で、とにかくすごいんだ。
  彼は笑いについていろんなことを教えてくれる。素晴らしいよ。
 ★ペイトン・リード監督について
  彼はドラムも叩くし、踊りもうまい。
  面白いし、演技もできるし、監督でもある。いろんな才能の持ち主なんだ。
  でもその根底にあるのはやはり音楽だ。
  それが彼の抜群なリズム感を生んだんだろうな。
 ★製作チームのコラボレーションについて
  セットからヘアメークに至るまで、すばらしいチームに恵まれたよ。
  撮影現場の雰囲気もとてもよかったしね。
  すばらしいスタッフのお陰で良い作品が完成した。

≪ペイトン・リード監督 インタビュー≫
 ★ストーリーの特徴について
  映画の舞台は、60年代前半。
  ドリス・デイとロック・ハドソンの映画を意識している。
  ヴィジュアル的にも、雰囲気としても60年代のニューヨークを意識した。
  でもストーリー的には、あの時代をかなり様式化して描いている。
  内容は、男と女が出会って、恋に落ちる話だが、
  60年代スタイルで描くことにより、一風変わった面白い脚本に仕上がっている。
  60年代前半の映画のようでありながら、
  あくまでも今の視点から当時の雰囲気を再現しているし、
  また現代を舞台にしたロマコメともまったく違う雰囲気になっている。
 ★レニー・ゼルウィガー演じる“バーバラ・ノヴァク”について
  レニー演じるバーバラ・ノヴァクは、「恋は邪魔者」という本を書いた作家であり、
  女性解放運動の先駆者的な考えをその著作で記している。
  彼女は、“女性が男性と平等に働くために、恋は捨てろ”と提唱。
  女性は恋をすると男性を喜ばすことばかり考えて、
  仕事の邪魔になると訴えてるんだ。つまり“恋は邪魔者”ってことだね。
 ★ユアン・マクレガー演じる“キャッチャー・ブロック”について
  ユアンが演じるキャッチャー・ブロックは、
  「KNOWマガジン」で活躍するジャーナリストだ。
  60年代の「エスクァイア」と言えばいいかな。
  世の女性たちがバーバラの考えに毒されることを恐れた彼は、
  バーバラを陥れることで、“恋は邪魔者”という考えを抹消しようとするんだ。
 ★“男の中の男、女にモテる男、都会のプレイボーイ”というフレーズについて
  映画の中で、キャッチー・ブロックの宣伝文句に使われている
  “男の中の男、女にモテる男、都会のプレイボーイ”という言葉は、
  この作品のコピーにもなってるね。これは。
  かなりのプレイボーイで、女にモテまくる男の中の男、
  キャッチャーの形容詞で、彼はそういう男だと街のみんなが思ってるってことさ。 
 ★本作におけるミュージカル的な要素について
  2、3回だけどミュージカル的なシーンはあるよ。
  例えば、バーバラとヴィッキーが、
  部屋やレストランなどでミニ・ファッションショーみたいなことをする場面だ。
  モデルのようにポーズをとり、動きまわり、テーブルをセットしたりね。
  それくらいかな。
  あとは、デートの準備をしている時に
  バーバラが“フライ・トゥー・ザ・ムーン”の曲にのせて踊るモンタージュ・シーンがある。
  ある意味、歌い出してもおかしくない場面だ。 
 ★本作のロマンスについて
  男女のやり取りを面白おかしく描きながら、ロマンスをじわじわと感じる作品だ。
  重要なポイントは、2人の恋の障害をどうやって取り除くかにある。
  面白くて、とにかくロマンティックな展開が必要だ。
  本作は、ある意味、60年代のロマンティックな雰囲気を引き継いでいるんだ。
  例えば「ティファニーで朝食を」といった作品やロック・ハドソンの作品など、
  当時のお決まりの要素を取り入れてる。バルコニーとかね。
  それにあの頃のニューヨークの街並みに、夜空の月も作った。
  かなりロマンティックだと思うよ。
  さらに音楽が雰囲気を盛り上げ、往年のハリウッド恋愛映画の世界を再現したのさ。
  ちょっと誇張してね。
  それだけこの映画にとって“ロマンティック”という要素は大切だと思ったんだ。  

≪ユアン・マクレガー インタビューその2≫
 Q:60年代を舞台にしたカラフルな「恋は邪魔者」は、
   見ていて楽しくなる映画ですね。
   撮影も、同じように楽しかったのでしょうか?
 ユアン・マクレガー:
   とってもね。
   この映画の撮影は、約3か月半、
   ロサンゼルスに作られたセットで行われたんだ。
   その間、僕は(イギリスから)家族を連れてきて、
   丘の上の小さな家を借りて、そこに住んだ。
   そして、ジェームス・ディーンが死んだ時に乗っていた
   ポルシェ550のレプリカを買ったんだ。
   家族と家で朝食を食べた後、その車に乗って、
   60年代を模倣した素敵なセットに到着し、カッコいい衣装を着る。
   才能あふれる共演者たちと仕事して、
   終わったらまた車で丘をドライブし、妻と子供の元に帰る。
   最高だったよ。
   でも、だからといって、仕事が楽だったわけじゃない。
   むしろ、これはとても大変な映画だった。
   特有のスタイルを表現するために、セリフの言い回しをはじめ、
   かなり独特なんだ。
   それをちゃんとやらないと、僕らがやろうとしているものが伝わらない。
   その一方で、見ている人には、何の努力もしていないような、
   軽い雰囲気を感じてもらわないといけないんだ。
 Q:この映画は、60年代のドリス・デイとロック・ハドソンの映画を
   現代風に再現したものです。
   あなたの役であるキャッチャー・ブロックを演じる上で、
   ロック・ハドソンの演技は意識されましたか? 
 ユアン・マクレガー:
   彼の演技を真似するつもりは全然なかった。
   ただ、彼のスタイルは参考にしたよ。
   だから、彼の出演した映画は全部見た。
   あと、初期のショーン・コネリーの映画もね。
   当時独特の、主演男優のスタイルというものを学びたかったから。
   その上でキャッチャー・ブロックというものを作りあげたかった。


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